
沖縄の移住先は北部エリア?でも、北部と言ってもどこに住もうか迷う…という方のために
北部エリアの各市町村(国頭村・大宜味村・東村・名護市・今帰仁村・本部町・恩納村・宜野座村・金武町)の特徴や、メリット・デメリットについて解説します。
面積の95%がやんばるの山や森!大自然の宝庫「国頭村」

4,629人(2020年7月現在)
人口の多さ24位/沖縄本島26市町村
沖縄最北端に位置する国頭村は、面積の90%がやんばるの山や森。透明度の高い海・川・緑に囲まれた大自然の宝庫です。
瓦屋根の古民家が、ポツリポツリと立ち並ぶ20の集落で成り立っています。春から秋にかけて、大島ゼミの鳴き声に包まれ、時折キョキョキョ!とやんばるクイナの鳴き声も聞こえたり。
朝は鳥のさえずり、住む場所によっては波音も近い。まさに癒しの里!

・大自然の中、のんびり田舎暮らしができる!
・海や山が身近にあるので、釣りやシュノーケリング・キャンプ・トレッキングなどが日常的にできる。
・大自然に囲まれた環境でのびのびと子育てするのに最適!保育施設や学校は自由な雰囲気。
・買い物はやや不便。村内唯一の国頭スーパーや道の駅・コンビニ・共同売店ぐらいしかない。名護市までまとめ買いする人が多い。
・仕事や住まいが少ない。
・娯楽施設はあまりない。夜は、居酒屋・スナック以外ほぼ閉まっている。
シークワーサーと長寿の里「大宜味村」

3,069人(2020年7月現在)
人口の多さ 25位/沖縄本島26市町村
沖縄北部の西海岸に位置する大宜味村は、シークワーサーの生産量NO1で、長寿日本一を宣言しているお年寄りが元気な村。
大宜味村と東村の村境の大部分は、やんばるの山や森に覆われている。昔ながらの琉球建築が立ち並ぶ、ノスタルジックな16の集落(地区)から成っています。
風光明媚なロケーションとして、沖縄八景に数えられている「塩屋湾」が美しい。やんばるの手つかずな自然に溢れています。

・大自然の中、のんびりとした田舎暮らしが送れる。
・海や山が身近にあるので、釣りやシュノーケリング・キャンプ・トレッキングなど満喫できる。
・大自然に囲まれた環境で、のびのびと子育するのに最適!
・買い物はやや不便。村内には道の駅おおぎみや共同売店・コンビニぐらいしかない。そのため名護市までまとめ買いする人が多い。
・仕事や住まいが少ない。
・都会のような娯楽施設が少ない。夜は、居酒屋やスナック以外、基本的に閉まっている。
沖縄本島の中でいちばん人口が少ない「東村」

1,613人(2020年4月現在)
人口の多さ 26位/沖縄本島26市町村
北部の東海岸沿いにある東村は、沖縄本島の中でいちばん人口が少ない村。面積の72%が森林で、14の河川も流れる、やんばるの豊かな自然に溢れたエリア。
虫や鳥のさえずりなどの自然音に包まれた、のどかで静かな村だ。時間の流れがゆったりで「スローライフ」という言葉がぴったりな村。
昔ながらの琉球古民家が立ち並び、昭和にタイムスリップしたかのような集落や、別荘地のような遊び心溢れる戸建てが立ち並ぶ地区があったりもする。
買い物に関しては、コンビニもスーパーもない。あるのは沖縄独特の共同売店と、野菜や土産品などを扱う小さな道の駅ぐらい。

・大自然の中、静かな田舎暮らしが送れる。
・大自然に囲まれた環境で、のびのびと子育てするのに最適。保育施設や児童数が少ない分、家庭的で自由な雰囲気がある。
・買い物が不便。小さな道の駅と共同売店ぐらいしかないため、名護市への買い出し必須。
・仕事や住まいが少ない。
・娯楽施設はほとんどない。店も少ないので、夜の主要道路は真っ暗!
北部エリアの中で、いちばん栄えている「名護市」

63,582人(2020年7月現在)
人口の多さ 7位/沖縄本島26市町村
北部エリアの中では人口がいちばん多い
田舎の地方都市を連想させる名護市。市街地の主要道路には、外食チェーン店やファーストフード店・イオンなどのスーパー・ドラッグストア・ホームセンターなどが立ち並んでいる。
そのため、買い物に不便は感じない。やんばるに来たのにそんな市街地なの!?と言っても、名護市は広く、沖縄の原風景を思い起こすような古い街並みもある。
市街地に近く海が近いエリアもあれば、車で行けれる屋我地島という離島は、静かで素朴な風景が広がっている。いろんな顔を見せてくれるエリアだ。

・商業施設が充実しているので便利。海や自然も身近に感じることができる。
・住みやすいため、北部の最初の移住地としてオススメ!
・公園やレジャー施設も充実しており、子育て世帯にも良い。
・北部エリアの中で賃貸物件数がダントツで多く、安い物件もある。
・北部全体に言えることだが、家具・インテリアショップが少ないので、引越し当初の買い物は大変かも?ホームセンターはあるが、ニトリと無印良品がない。(中南部エリアにある)
沖縄の古き良き原風景が残る「今帰仁村」

9,345人(2019年3月現在)
人口の多さ 22位/沖縄本島26市町村
観光地としても人気の今帰仁村は、車で行ける古宇利島と屋我地島があって、離島の雰囲気を味わえる。
沖縄独特の瓦屋根の古民家が建ち並ぶレトロな集落や、普通の住宅街・リゾート感漂うエリアなどがある。沖縄最北端の国頭村・大宜味村・東村(やんばる3村)と比べれば、お店の数は若干多い。
ただ、大きなモールやイオンなどはなく、娯楽施設は少ない。どこか懐かしい個人商店や、入ってみたくなるような素敵なお店はぽつりぽつりとある。
古き良き沖縄の原風景が広がり「スローライフ」という言葉がしっくりくる雰囲気。

・古宇利島・屋我地島がお隣で、離島の雰囲気を味わえる。
・沖縄の自然に囲まれた、スローな田舎暮らしが送れる。
・美しい海が身近にある。特に古宇利島周辺の海は透明度が高い!
・仕事は少なめ。
・大型の商業施設はなく、娯楽施設は少ない。夜は、居酒屋やスナック以外、基本的に閉まっている。
いろんな顔を持つ魅力的な「本部町」

13,190人(2020年8月現在)
人口の多さ 19位/沖縄本島26市町村
北部最初の移住地としてオススメな本部町は、色んな顔を持つ魅力的な街。透明度の高い海に囲まれた、車で行ける瀬底島。
山並みに囲まれた、のどかな雰囲気の集落。市場や個人商店・住宅街が連なる街並み。スーパーやドラッグストアなどの商業施設が立ち並ぶ市街地。美ら海水族館周辺のリゾート地など。
自然と街が合わさった、魅力的な町だ。

・本部港と渡久地港から各離島行きのフェリーが出ているため、気軽に離島巡りができる!また、本島と橋で繋がる瀬底島もある。
・海を望める賃貸マンションがそこそこあり、お値打ち物件も割合的に多い。
・北部の中では便利な方。スーパーやダイソー・ドラッグストアなどがあり、田舎のわりに不便を感じにくい。
・北部全体に言えるが、那覇空港まで車で1.5〜2時間かかる。そのため、旅行や帰省に時間を要する。
・仕事は少なめ
沖縄きってのリゾート地「恩納村」

10,940人(2020年4月現在)
人口の多さ 21位/沖縄本島26市町村
沖縄本島きってのリゾート地といったら、やはり恩納村。主要道路には、リゾートホテルが立ち並び、観光客向けの飲食店も目立つ。
海沿いには、広くてオシャレな戸建や、オーシャンビューを望める物件も建っている。生活感よりもリゾート感が強く、観光客向けの飲食店やコンビニはあるものの、生活に必須なスーパーがない。
あるのは、沖縄独自の文化とも言える共同売店「恩納共同売店」や道の駅ぐらい。ちなみに、恩納共同売店は、沖縄本島の中でいちばん大きな共同売店と言われている。

・透明度の高い海が身近にある!釣りやシュノーケリングなどのマリンスポーツなどを、日常的に楽しむことができる。
・リゾートホテルや観光地が多いので、友達が遊びに来ると喜んでもらえる!
・戸建ての賃貸物件は高め。
・食材や日用品などが揃うスーパーがなく、買い物はやや不便。名護市やうるま市へまとめ買いする人が多い。
高いビルがなく、素朴な田園風景が広がる「宜野座村」

5,785人(2020年4月現在)
人口の多さ 23位/沖縄本島26市町村
沖縄本島のほぼ中心に位置する宜野座村。高いビルがほとんどなく、見渡すかぎりのどかな田園風景が広がっている。
観光客が多い西海岸とは雰囲気が異なり、素朴で手つかずな、静かな海が広がっている。宜野座村の買い物は、道の駅ぎのざや個人商店などで、スーパーはない。コンビニ規模の小さな「かねひでジップマート宜野座店」はある。
宜野座村は農業が盛ん。道の駅ぎのざ内には、宜野座産の野菜が並び、子どもが遊べる遊具や、水遊びエリアなどある。

・沖縄自動車道の宜野座インターが近く、北のヤンバル方面へも南の那覇方面へもアクセスしやすい。
・のどかな田園風景と海を感じながら、田舎暮らしができる。
・お手頃な賃貸物件が多い。
・小規模スーパーや個人商店・コンビニぐらいしかないため買い物はやや不便。
・ショッピングモールなどの娯楽施設は少ない。
・場所によっては家畜臭がある。
家畜臭について
宜野座村に限らず、沖縄には家畜の異臭を放つエリアが時々あります。住む場所を探す時は、周辺に畜産農場がないか?確認することをオススメします!
アメリカンな異国情緒溢れる「金武町」

11,270人(2020年4月現在)
人口の多さ20位/沖縄本島26市町村
金武町は「きんちょう」と読む。沖縄らしい独特な読み方。金武町は湧水が豊富で、水田や海・川などの風景が広がるのどかな地区と、アメリカンな異国情緒溢れる地区とがある。
新開地というエリアは、米軍施設の「キャンプハンセン」があり、米兵の歓楽街として栄えた街なんだとか。
英語表記の看板を掲げるお店が並び、カラフルな建物が目立つ。けれど今は、シャッターが閉まっているお店が多い。そして、金武町といえばタコライス発祥の地!

出典:たびらい
・異国情緒溢れるアメリカンな雰囲気と、海や水田が広がるのどかな雰囲気が楽しめる。
・スーパーはあるので、食材やよく使う日用品ぐらいは揃う。
・沖縄自動車道「金武インター」が近く、北のヤンバル方面へも南の那覇方面へもアクセスしやすい。
・お手頃な賃貸物件が多い。
・ショッピングモールなどの大型モールはない。
・場所によっては家畜臭がある。
家畜臭について
宜野座村に限らず、沖縄には家畜の異臭を放つエリアが時々あります。住む場所を探す時は、周辺に畜産農場がないか?確認することをオススメします!